読んすこアーカイブログ

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SCP-1673 - フレンドリー墓地【解説】

 

基本データ

  • 原題: Friendly Graveyard
  • オブジェクトクラス: Safe
  • 著者: Roget
  • 訳者: 非公式日本語訳wiki
  • 作成日: 2012年7月11日
  • 画像: ※上記ツイートの元画像はライセンス不適合のため削除されました。また、本家差し替え後の画像も、CC BY-SA 4.0適用のため、日本支部では暫定的に画像が掲載されていません。
  • リンク: SCP-1673 - SCP財団

 

三行で説明!

  1. ウェストバージニア州にある墓地
  2. 人が中に15分以上滞在すると、動く手足が地面から現れる
  3. 手足は対象者の身の回りの世話をしてくれるが、力が強すぎて最悪の場合殺される

 

記事の解説

シンプルな記事なので三行でだいたい説明できてしまいました。

下記ではより細かい内容を追いかけていきますね。

 

 特別収容プロトコル

墓地の周りに500メートルの囲いを設け、6人の警備員を配置。

そのさらに外縁も高さ1.5メートルの壁で囲い、警備員を20メートルおきに配置。

壁の外周は当然500メートル以上あるでしょうから、少なくとも25人の警備員が壁の周りに立っていることになります。こんなに必要なのかはわかりませんけど。

立ち入り者の記憶処理にもし失敗したら終了措置が取られます。

終了措置がわりと軽率なのも初期オブジェクトならではですね。

 

説明

SCP-1673があるとされる「ウェストキン町」は、架空の地名のようです。

墓地の広さは1.4 ヘクタール。広めの高校の校地面積がこのくらいあります。

SCP-1673は午後7時~午前4時までの夜中にしか活性化しません。それも怖いな。

 

慣れればけっこう可愛いじゃないか(個人の感想)

人が上記の時間にSCP-1673に入ると、時間の経過とともに以下のことが起こります。

  • 15分経過後…土でできた手足が地面から出現し始める
  • その後1~3時間…手足が対象者の後をついて回る
  • さらにその後…手足が対象者の身の回りの世話をし始める

けっこう長時間いないと接触してこないんですね。SCPの中ではかなり温情があります。

 

しかしまわりこまれてしまった!

まあ、普通の神経をした人間だったら夜中の墓地で地面から手足が生えてきたらビビリ散らして逃げるでしょう。その場合、手足は対象者を全力で追いかけて逃走を妨害してきます。

手足が何をしてくるかというと、

靴紐を結ぶ、身嗜みを整える、衣服から埃を払う、マッサージを施そうとするなど、対象にとって有益となる些細な行動を試みます。

…やだ、いい人じゃないの。

 

とはならず、この手足の力は極端に強すぎて、対象者は深刻な怪我を負い、最悪の場合死に至ります。まさにおせっかいなドジっ子マドハンドというわけです。骨が折れるパワーで埃を払ってくる無数の手足。シュールですが非常に迷惑です。

うっかり対象者を殺してしまった場合、この手足は罪悪感からか、対象者の遺体をすぐに埋葬します。シュールですが非常に迷惑です(2回目)。

 

ちなみに

ツイートをした当時では、おそらく無加工と思われる上記の画像が存在したのですが、 現在はライセンスポリシーに適合しなかったため削除されています。

これに代わり、本家スタッフさんが新しい画像を用意してくださったのですが…、

その画像の素材の1つがCC BY-SA 4.0ライセンスで公表されたものであるため、SCP-1673の本家の新しい画像も、CC BY-SA 4.0ライセンスが適用されています。

4.0ライセンスはSCP財団が採用している3.0ライセンスとの互換性を持たないため、早い話が本来この新しい画像はSCP財団のコンテンツとして使えないのです。

日本支部スタッフならびにメンバーは画像ライセンスに相当気を配っていますので、本家の新しい画像を自主的判断で使用していません。

以上の経緯から、本ブログでもSCP-1673の画像は掲載しておりません。あしからず。

 

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関連する外部リンク


【ゆっくりSCP解説】フレンドリー墓地 SCP-1673